神戸の女児誘拐事件について。
mainichi.jp/select/news/20140926k0000m040100000c.html
以前から、こういうニュースを目にすると、
なんともやるせない気持ちになっていましたが、
子を持つ親になり、なおさらいろんなことを考えるようになりました。
これから、子どもをどう育てて、どう守っていけばいいのか。
ニュースでは対策やなんやが、いろいろと言われています。
そんなとき、思い出したのが、
今年(2014年)の2月に大刀洗へ公演を聞きに行った、
教育会のなまはげ、太刀山美樹さんの講演。
その中で、太刀山さんはこんな事をおっしゃっていました。
※以下、うろ覚えの引用なのですがニュアンスだけ伝わればと思います。
あるとき、知人の娘さんが不審者に襲われたとのこと。
人通りの少ない林の中へ連れ行かれそうになったとき、
たまたま、犬の散歩で通りかかった人を見て不審者は退散したそう。
太刀山さん曰く、
誰かが散歩をするだけで、「見まわり」になり、こういった事件を防げる、と。
ですので、地域のために何かしたいけど何をしたらいいかわからない方は、
とりあえず散歩をしましょう。
~うろ覚え引用終わり~
この話は目からウロコでした。
ただ散歩をするだけで、人の役に立てる。
どうかしたら、散歩で誰かの命を救うことだってできる、と。
大げさかもしれませんが、いろんなことに当てはめて考えると
僕たちは普通に生活しているだけでも、
知らないうちに誰かの役に立っているのかもしれません。
ときどき、SNSなどで
残酷な世界情勢や複雑な社会の矛盾を前にして、
「自分には何も出来ない」と肩を落としている人を見かけますが、
そんなことはない。
散歩をするだけで誰かを救う手助けができる。
こんなハードルに低い行動で、世の中の役に立っているという実感を持てるとは。
さぁ、皆さん、今日から散歩をしましょう。
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