「夢はメジャーデビューです」の危うさ

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音楽を志す若者が、
よく「夢はメジャーデビューです」と口にします。
(最近はあまり聞かなくなった気もしますが…)

僕は個人的に良くないと思っているんです。
もっと具体的な目標にしなければ、と。

僕が20代前半、大学を出て仕事を始めた頃、
地方のイベント企画会社に勤務し、
駅前の商業ビルのフリースペースに
毎週土日祝日アマチュアミュージシャン呼んできて演奏してもらう、
という仕事をしていました。
(ものすごくざっくり書いてますがw)

10代の若者から60代のおじちゃんまで、
ジャンルも様々な方々に演奏してもらったんですが、
良く、若い子が「夢はメジャーデビューです」というわけです。

僕が「どういう計画?」と訪ねます。

そうすると、たいてい帰ってくる答えは、
「いい曲作って、良いライブして、東京行って…」という感じ。

ひねくれもので理屈っぽい僕は、
心のなかで彼らのことを応援しながらも、
違和感を感じていました。

まず、「メジャーデビュー」ってどうしたらできるんだ?と。

雑誌やテレビのインタビューなんかでは、
デモテープを送ったら、とか、コンテストで、とか、
ライブにスカウトマンが来てて、なんて話をよく聞きます。

しかし、これらの方法は再現性に乏しいのです。

そりゃ、第一線で活躍できるような圧倒的な才能があれば、
すぐに声が掛かるかもしれません。

しかし、そうでない人は諦めなければいけないのでしょうか?

そもそも、この「メジャーデビュー」という目標は、
目的ではなく手段なのです。

本当の目的は、

■音楽で生計を立てる

だったり、

■より多くの人に自分の音楽を聞いてもらいたい

だったりだと思います。

もちろん、華やかな世界に憧れて
「メジャーデビュー」自体が目的の方もいらっしゃるでしょうし、
それはそれで全く構わないと思います。

今、僕が問題提起しているのは、

「あなたの目的は本当に『メジャーデビュー』なのか」

「それが叶わなければ音楽で食う道はないのか?」

ということです。

例えるならば、「メジャーデビュー」は、
ゴール地点はなんとなく知ってるけど、
その途中の道筋や、どれだけ走れば終わるのかがわからないマラソンのようなもの。

そこで、僕がおすすめするのはこう。

「夢はメジャーデビュー」から、
「目標は音楽で○○円稼ぐ」に変えること。

○○円は、あなたが生活していけるだけの額だったり、
副業として手堅く少額からでも良いと思います。

これをすることで、どう変わるかといいますと、
具体的な数字が出るので、考えやすくなるんです。

「1万円稼ぐためには自分の音楽で何ができるだろう?」と。

じゃ、そのためには何人集めて、何回ライブして
グッズ作って、空いた日にはレッスンもやってみようか、
という感じです。

徐々に額を上げていけばいいんです。

そして、幸運なことに、2016年の現在、
我々にはインターネットという力強い味方がいます。

告知、集客、販売、事務処理、などなど、
ネットとパソコンがあらゆる雑務を簡略化してくれます。

音楽で食べていくのは厳しい道だと思います。
しかし、本当に一部の限られた才能ある人にしかできないのでしょうか?

僕はそうは思いません。

この記事が、音楽を志す人にとって、
「辞めるか続けるか」以外の、
人生の選択肢を増やせるきっかけになれば幸いです。

では最後に、矢沢永吉師匠のありがたいお言葉を。

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長崎県佐世保市出身、福岡県久留米市在住。
1981年生まれ、身長186.5cm。メガネと帽子がトレードマーク。
2013年生まれの娘が可愛くて仕方ない今日このごろ。

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