(自戒の念を込めて)森元総理の失言問題に思うこと

(こんなこと書くと嫌われそうですが・・・)

森元総理がフィギュアスケートの浅田真央選手に対し、
「あの子は良く転ぶ」
という旨の発言をしたとしてニュースになっています。

僕がこの出来事から得た教訓は、
「やはり、人は自分が見たいようにしか物事を見れない」
ということです。

この件でSNS等のお知り合いの方からの、
森さんを批判するコメントをたくさん見かけました。

一方、その後、「会見の全文を見ると批判をしたわけではないのでは?」
という記事も挙がっています。

同じく、SNSでも「別に批判することはないのでは?」というコメントもちらほら。

僕も、Facebookに流れてきたニュースの見出し

”森元首相 真央に「あの子、大事なときには必ず転ぶ」”

を見て、「あら、森さんまたやったのか?」と、
ニュース本文を閲覧後、発言の全文を探し目を通しました。

すると、あの発言は、失敗した浅田選手を揶揄するものではなく、
「~あれはいろいろと事情があったんだ」という、
どちらかと言うと養護のニュアンスなのかな、と僕は読み取れました。

まぁ、突っ込んでる方々は、その他の点にも言及していらっしゃいますし、
「今言わなくても」、「立場をわきまえろ」、「それでも間違ってる」と、
おっしゃることもわかります。

ただ、僕が気になったのは、かなり多くの方が、
マスコミが流したニュースの見出し、

”森元首相 真央に「あの子、大事なときには必ず転ぶ」”

もしくは、そのリンク先のニュース記事だけを見て、
「許せない」「なんてことを言うんだ」と
怒りをあらわにされていたのではないのか、ということ。

しかし、全文を読むとちょっとニュアンスが違う。
(違わないと思った方もいらっしゃるでしょうが・・・w)

※繰り返しますが、僕は森さんの言っていることが正しいかどうかは問題にしていません。

”マスコミは信用出来ない”
という声をよく聞きますが、こういう場合は見出しを鵜呑み。

「森、許せん」と。

要するに、そういう方々は、
「森さんはそんなことを言うだろ」という偏見があり、
森さんにも、
「そんなことを言ってきた」という実績があったのだと思います。
(麻生さんの「ナチスに見習え発言」も同じような類のものだと思います)

しかし、今回、情報を流す側にも何かしらの悪意があったように思えてなりません。
(それも僕の思い込みかもしれませんが)

「人は自分が見たいようにしか物事を見れない」
という言葉があります。

何かの思い込み(=価値基準)がなければものは見れませんが、
アニメ「もののけ姫」のセリフを引用すれば、
「曇りなき眼で見定め、決める」という事を、
常に頭の片隅においておきたいなと思った出来事でした。

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荻上チキ・Session-22
森喜朗 元総理・東京五輪組織委員会会長の発言 書き起し
www.tbsradio.jp/ss954/2014/02/post-259.html

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